縫製の工程
手仕事やオリジナルの機械を使用した縫製の工程を伺いました。
①検反
目視で反物を検品します
②アイロン
アイロンでシワ等を伸ばします
③裁断
反物にハサミを入れます。
検反でも汚れ等を確認していますが、ここでもチェックを行います。
非常に細やかな注意が払われています。
「振袖の裁断が特に大変。柄出しを優先するか、寸法を優先するのか。
完成品が思った通りにいっていた時は、嬉しい」
と職人さんがお話ししてくださりました。
④縫製
基本はミシン縫いで行いますが手作業の場合も。
直進縫いのミシンがあり、これはミシン屋さんとの共同開発によりできたもので
第一ほうせいさん独自の縫製技術を磨いています。
「取引先によってミシンや縫い方も変わったりするのが大変」と語るのは職人さん。
様々なニーズにこたえられる技術を持つことも強みです。
⑤プレス、寝押し
アイロンのあと、50kgの寝押しをする機械で寝かせます。
昔の人は座布団の下に完成した着物を敷いて馴染ませていたといいます。
それを再現するため機械化したもので、これで縫製が完了します。
⑥最終検品
細やかな検品を更に最後に行います。
最新の技術から独自開発した技術、昔ながらの知恵を取り入れた工程まで
様々な工夫と手間をかけ、細やかな気配りで縫製を行う株式会社第一ほうせいさん。
その確かなお仕事に安心と信頼が寄せられています。