株式会社 第一ほうせい

山形県米沢市で着物の仕立て、和装小物の制作などを行う第一ほうせいさん。

鈴木社長や社員の方にお話を伺いました。

 

 

現社長の鈴木ゆかりさんは二代目。
他社で呉服販売のお仕事をされたのち、先代のお父様のあとを継ぎ社長となりました。

 

メインである着物の仕立てはミシン縫製でおこなわれていますが、
ミシン縫製は一般に「簡単」と思われがちだといいます。

ミシン縫製にかかる手間は手縫いと一緒で、
同じく「手づくりである」ということを多くの人に伝えたい、と鈴木社長。

 

社長が語るように現場では緻密な作業に集中する社員さんの姿が見られました。

 

 

“着物の仕立て” という特殊な縫製の仕事であるため、
寸法や柄出しに関する相談やトラブルが起こりやすいそう。

1分、2分程度の寸法の違いはアイロンのかけ方などで変化が出るレベルですが、
クレームとして連絡がくることも。

また、寸法を優先して仕立てをしたところお客様から
「柄合わせをしっかりしてほしかった」とご連絡がある場合もあるとのこと。

仕立てを進める段階で、「柄がこのくらい合わないですが、問題ないですか?」
という細かな確認を怠らないことや、
しっかりと納得のいくご説明をすることを徹底しているということでした。

 

失敗のできない”着物の仕立て”。

丁寧な仕事が二代続く信用に繋がっています。

 

 

株式会社第一ほうせいHP

 

つづく